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年越し蕎麦

年越し蕎麦異説
 年越し蕎麦は大晦日に食べる蕎麦で、みなさんご存知ですね。異を唱えるつもりはございませんが、異説もあるという事を書いておきます。
 節分の時に食べる「節分蕎麦」を年越し蕎麦という事があるようです。こちらの方が正しいとも。節分は立春立夏立秋立冬それぞれにありますが、一般には立春の前の日を節分と言っています。春は再生の時ですからその始まりという意味で立春の前の日が「年越し蕎麦」というようです。
 でも、もうこれは普通に大晦日に食べる蕎麦「年越し蕎麦」でいいような気がしますが。あまりにも定着していますからね。
 
年越し蕎麦異名
 年越し蕎麦には異名も沢山あります。まずは「大晦日蕎麦(おおみそかそば)」「晦日蕎麦(みそかそば)」「大晦蕎麦(おおつごもりそば)」「晦蕎麦(つごもりそば)」。このあたりは一年最後の日という意味の大晦日・大晦(おおつごもり)からですから順当です。「除夜蕎麦(じょやそば)」も近いですね。
 また、「運そば」「福蕎麦」ともよばれます。、来年の運気を上げる蕎麦、福を呼ぶ蕎麦という意味です。
 「寿命蕎麦」は蕎麦の長いのと寿命の長さをかけているのでしょう。
 「年切り蕎麦」「縁切り蕎麦」は蕎麦が切れやすいことから。その年の悪いこと、悪い縁から切れるということ?
 
 「大年蕎麦(おおとしそば)」というのがあります。この「大年」とは大晦日という意味と言われています。その通りなのでしょうが、ちょっと引っかかる事がありました。大年神(おおとしのかみ)というのがいるのです。なんと古事記にも出てくる神様です。民間での年神様と同系でしょう。古事記に出てくるという事はもしかしたら、大晦日の事を大年と呼ぶのはここから来ているのでしょうか。まてまて大晦日が先ではなく大年の方が先でのようですね。大年神を迎えるための清めの蕎麦という考え方の方がいいのではないでしょうか。
 とは言っても、年越し蕎麦の習慣は古事記ほど古いものでありません。江戸時代中期からだそうですから、私の説も底が浅いですね。
 年神・大年神についてはこちらを参考にしてください。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/年神
 
 
    <参考図書 『改定新版 蕎麦辞典』 植原路郎著 中村綾子改定編集 東京堂出版>
    <参考HP http://ja.wikipedia.org/wiki/年越し蕎麦>