「田舎そば はしば」は秩父郡皆野町の中心街とは荒川を挟んで反対側にある、県道37号線沿いの、ちょっと変わったお蕎麦屋さんです。何が”変わった”なのかは本文で・・・。
「田舎そば はしば」
秩父郡皆野町大渕391
℡ 0494-62-2707
営業時間: 11:30~そばがなくなるまで。14時過ぎには完売の可能性大。
定休日: 月曜日
地図
県道37号線はよく使う道です。その為、「田舎そば はしば」は以前より気になる蕎麦屋さんでした。しかし店構えが一般の蕎麦屋さんとはかなり違うのでなんとなく入りにくくて今まで入りませんでした。今回、蕎麦の会会員のKmKs氏が面白い店です。と教えてくれたので、出かけてみました。
現地に着いたのは11時過ぎ。ちょっと早すぎました。中を覗き込んでいると、「中でお茶でも飲んで待っていてください」と声を掛けていただいたので、中で待たせていただくことにしました。
中に入ってちょっとびっくり。外の雰囲気とは違い、シンプルでこぎれいなカウンター席と座敷席がありました。席数は20席ほどでしょうか。広くはありませんがすっきりとした店内で好感が持てました。
中で働くのはおばちゃんばかり。明るいおばちゃんが対応してくれました。蕎麦はシンプルに「もりそば」のみ。もりそばの「なみもり」「大もり」「特もり」だけです。
と、ここからが”変わった”所です。ここはセルフサービスなのです。入口を入った所にお椀や汁や薬味などが並んでいて、蕎麦を注文した後にそれらを自分で用意して自分の席に運ぶのです。そして食べ終わった後も、所定の場所にお盆ごと返します。なんだか学食や会社の食堂のようです。だからと言って、何故かサービスが悪いとは思いませんでした。なぜなんだろう。おばちゃん達の対応や、蕎麦の量や安さがそう思わせたのでしょうか。なんだかそれさえ楽しんだからでしょう。
さて、本題の蕎麦です。私は例によって品が無いので「特もり」です。これが凄かった。普通の特もりではありませんでした。普通はもりの倍くらいなのが特もりですが、ここは3倍くらいありました。話によると、ここは「ふつうもり」の量も多いそうなので、その倍という事でしょうか。
そばは「田舎そば」とうたっていますが太くはありませんでした。良かった。やはりそばは細くなくちゃ。たとえ田舎蕎麦といえども。かなり殻の入った星の多いお蕎麦です。挽きぐるみでしょう。
さてそのお味は。しこしこの食感は良かったです。蕎麦の甘味も感じました。ただ、ちょっと殻の星が大きいので喉に引っかかる感じがありました。それはまた蕎麦を食べた感たっぷりという感じでもあります。ですから、好みはあるでしょうが、悪くはないと思います。
この「特もり」は「いずるや」の一升蕎麦を3人で食べたのに匹敵する量でした。満腹です。それで950円ですからこれは安い。
今回は、ただ蕎麦を楽しんだだけではなく、店のシステムや量も楽しめたので、大満足な蕎麦行でした。
以下の写真はサムネールです。クリックすると大きな画像が見られます。
外観
手前の道が県道37号線
入口
ちょっとそっけない入口です。
店内 座敷
店内 カウンター
セルフサービスの場所
セルフサービスで持ってきた
このきんぴらは美味しかった。
これが噂の「特もり」
これは店のおばちゃんが運んでくれます。
メニュー
これだけです。
駐車場は結構広い
道を挟んで反対側
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