「そば工房 そば福」は今では秩父市ですが、旧荒川村にある古くからの秩父の蕎麦を踏襲するお蕎麦屋さんです。
「そば福」
〒369-1911 埼玉県秩父市荒川贄川1311
℡ 0494-54-1473
【定休日】月曜日・第三日曜日
【営業時間】11:30 ~ 15:00
地図
実は「そば福」を訪れたのは二度目です。前の月の蕎麦の会定例会をここでやろうと出かけてきたのですが、なんと、年に一回の近くの神社のお祭りで、土曜日にかかわらずお休みでした。なんという確率の不運でしょう。
という事で、リベンジです。
予定よりかなり早く着いたので、予約を取っておいて近くの神社散策。
11時15分ごろ戻ると、忙しく開店の用意をしていました。そして11時30分開店。もちろん開店と同時に入店。2番札でしたが、1番の方がその場に居なかったので、一番での入店です。これは縁起がいい。しかも予約席。「予約席」という札があるのはなんとなく気持ちのいいものです。
この時、外にはもう入れない人たちが店の庭に散らばっていました。人気店の上に席が少ないからです。座敷席16人にカウンターに2人程度だと思います。写真を見ればわかる通り、こじんまりとした建物ですから。
さて、本題のそば。
私は例のごとく「もりそば」ですが、ここには「もりそば」はなく「ざるそば」の海苔抜きという事になります。この店はクルミの汁が有名なのですが、クルミの汁だと蕎麦が負けてしまいそうなのでここは普通の汁でいただきます。
そばは並より気持ち太い麺。星が散らばる田舎そば風で、硬くしっかりした麺です。これがおそらく秩父のそばの原点なのでしょう。そして秩父のそばは6:4が基本だったとかで、ここもおそらくそうなのではないでしょうか。かすかに小麦の味がします。逆説的に考えると、その昔秩父のやせた土地では蕎麦がよく作られ、小麦の方が貴重品だったのかもしれません。それなのに小麦を4割も入れるという事はある意味贅沢といえるかもしれません。
汁は濃くはなくさらりとした食べやすいものでした。
結局私はそのそばを2枚食べました。気持ち量がお上品だったもので。
今回の蕎麦行は6人でしたので、他の方の蕎麦も紹介。といっても後は天ざるなのですが。こちらの天ぷらは季節の春の山菜が沢山出ていて、美味しかったとのことでした。
以下の写真はサムネールです。クリックすると大きな画像が見られます。
庭先の通路から店を見る
正面外観
小さな店なのがわかると思います。
暖簾を出したばかりの入口
まだ準備中の札のまま。
気持ちのいい「予約席」の札
「ざるそば」海苔抜き
「ざるそば」海苔抜き
斜めから
「天ざる」海苔抜き
メニュー
店内座敷
こんなテーブルが4つあるだけ
忙しく働く御主人
帰り際の混みよう
ライダーも多いようでした。
ここからは付録
裏のお庭
先のお休みの時の「休業」の案内板
それは春の雪の日でもありました。
桜と躑躅と雪の庭
「猪狩神社」
これが休業の原因の神社
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