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風鈴そば

 あまり聞きなれない「風鈴そば」という名ですが、その響きがいいのと江戸時代には結構はやったらしいので載せておきます。
 風鈴そばが現れたのは夜鷹そばが広まったくらいの時期ではないかと考えられますね。1700年代中ごろには記録に出てきます。風鈴そばは夜鷹そばに対抗するように出来たと思われます。
 「風鈴そば」は屋台の回りに風鈴をぶら下げて、その音で客が蕎麦屋が来た事を知る事からついた名です。夜そば売りは基本的には秋から春の寒い時期のものですので、ちょっと季節はずれな気がしますね。
 「夜鷹そば」と「風鈴そば」の違いは、ただ屋台に風鈴がついているかどうかだけの違いではありません。「風鈴そば」は「夜鷹そば」との差別化をはかるために、器をよいものにし、ただのかけそばではなく種もの(具)が入っているものだったようです。その分価格は高かったようです。
 しかし、江戸の後半になると夜鷹そばも風鈴をつけるようになって、その差はなくなってしまったようです。
 
蛇足
 「親ばかちゃんりん」という言葉をご存じでしょう。これは「親ばかちゃんりん、そば屋の風鈴」と続くのです。この「そば屋の風鈴」は「風鈴そば」の事です。前出のように季節外れのトンチンカンな時に風鈴の音を響かせるのと、親ばかのばかばかしさを並列させているのです。「ちゃんリん」は韻を踏んでリズムを出しているのでしょう。
 
    <参考図書 『蕎麦年代記』 新島繁著 柴田書店>
    <参考図書 『改定新版 蕎麦辞典』 植原路郎著 中村綾子改定編集 東京堂出版>