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縁起蕎麦

 「縁起蕎麦」という言葉は、たぶんありません。こちらで勝手につけたものです。適当な題名が浮かばなかったもので。(ここでネットで調べてみると、結構「縁起蕎麦」で出てきます。熟語としてはなくても、そんな意味合いという事で使っているようです。)
 簡単に言うと、「年越し蕎麦」や「引っ越し蕎麦」などの「〇〇蕎麦」を集めてみました。特に縁起物では無い物も入っています。
 
年越し蕎麦
 みなさん御存じ「年越し蕎麦」ですが、これには沢山の異名や異説がありますので、別の項を立てます。そちらをご覧ください。
 
節分蕎麦
 もちろん節分の時に食べる蕎麦です。ただし、これを「年越し蕎麦」という事もあるとか。詳しくは「年越し蕎麦」のページをご覧ください。
 
正月蕎麦
 年越し蕎麦とは違います。正月元日、二日、一五日、晦日に食べる風習がある所があるようです。清めの食べ物として食すようです。
 
引っ越し蕎麦
 引っ越し蕎麦は1800年代半ばごろから始まったようです。明治になる少し前ですね。引っ越してきた人が、向こう三軒、両隣りと差配人(管理人)或いは家主へ引っ越し蕎麦を配ったようです。大正頃まで続いたようです。
 
縁結び蕎麦
 細く長く続くようにという願いを込めて、嫁方から婿方に持参する風習(逆もあるそうです)。もちろん清めの意味もあるのでしょう。
 
結納蕎麦
 上の「縁結び蕎麦」と同じような意味のようです。
 細く長くはいいのですが、蕎麦は切れやすいという事で、うどんを用いる所もあるそうです。
 
早乙女蕎麦
 ちょっと素敵なネーミングですね。「早乙女振舞」ともいうそうです。東北地方の習慣のようです。
 秋の新蕎麦のころ、娘たちが蕎麦を打って、若い男衆を招いて御馳走するそうです。青年男女の懇親会です。若者だけの集まりです。蕎麦合コンですね。
 
建前蕎麦・棟上げ蕎麦
 蕎麦は清めの食という意味合いを持っているようで、建前の時にもそれにあやかってふるまわれます。
 
大入り蕎麦
 昔なら芝居小屋や寄席、新しくは映画館などの劇場で大入り満員客止めになった時に興行主から関係者に配られた。後にはそば代として現金を渡すようになったとか。
 
とちりそば
 これは縁起蕎麦とはちょっと違うようですが、大入り蕎麦と同じように舞台に関係するものなので、こちらに載せておきます。
 舞台で役者がセリフを間違ったり、口上が詰まったり、出番を間違ったりというような失敗を「とちる」といい、こんな時にとちった本人が自腹を切って、共演者などに振る舞う蕎麦を「とちりそば」というそうです。基本的には同じ場面に出ていた役者が対象のようです。ただし、忠臣蔵の討ち入りの場面などだと大変ですね。人数が多いから。
 
願かけそば
 神仏に願い事をする時に、好物を断つ事を条件にしたという風習があった。時代劇や落語に時々出てきますね。その中でも蕎麦好きが蕎麦断ちをする事を「願かけそば」と言ったようです。他に酒を断ったり、お茶を断ったり、たばこを断ったりというのを聞きますね。
 
雛そば
 3月3日の雛まつりの時にお供えするお蕎麦。「五色そば」の盛り合わせが本式だそうです。普通の蕎麦でも代用できるようです。
 
供養蕎麦
 東北地方の習慣のようです。田畑を害した虫たちを殺したことから、その供養をする意味で行われるようです。
 
仕舞そば
 これは縁起蕎麦とは言えませんね。ただの習慣です。
 そば屋が営業終了後に、その日余った蕎麦を従業員で食べながらその日の出来事などを話す。或いは店主や先輩の話を聞く機会でもあったようです。
 
討入そば
 これも縁起蕎麦とは言えないようですが。
 吉良邸のあった地元で昭和2年に始まったそうです。今はどうなのでしょう。詳しい方がいましたら、教えてください。
 当時は不景気でそば屋も売り上げが落ちていたとの事、その宣伝のために考え出されたようです。
 四十七士が吉良邸に打入る前にそば屋に集合したというのが、討入と蕎麦との結びつきです。
 この催しは各地で行われるようになったとの事です。
 
    <参考図書 『改定新版 蕎麦辞典』 植原路郎著 中村綾子改定編集 東京堂出版>