管理人のフェイスブック

友達リクエスト受付中。facebookにログインしてお入りください。


スポンサードリンク

カウンター

-- 522496 --

〇〇庵の由来

 お蕎麦屋さんの名前の最後に「庵」と付くのはなぜでしょう。「庵」はもともと、世捨て人や僧侶などの閑居する小さな草葺(くさぶ)きの家の事です。なのに、なぜ蕎麦屋に「庵」が・・・・?
 
 道光庵
 昔、浅草に称往院(しょうおういん)というお寺があったそうです。その中に道光庵というイオリがあり、その庵主である道光という僧侶の出す蕎麦切が評判となり、以後その道光庵にあやかり、蕎麦屋の屋号に「庵」を付けるようになったとの事です。道光庵の蕎麦の評判は享保年間(1716~1735年)からの事だそうです。
 この寺の僧侶は代々信州松本の出身で蕎麦打ちの名人だったそうです。
 
※道光庵のあまりの評判に称往院が道光庵主の精進の妨げになるというので、「不許蕎麦」の強権を発動したそうです。現在、世田谷にある称往院極楽寺の門前に「不許蕎麦入境内」の碑が建てられているそうです。称往院は現在こちらに移っています。道光庵はないそうです。
 
※落語に「そば清(せい)」というのがあります。うわばみが人間を食べて、腹が倍にも膨らんで苦しむうわばみが、赤い草をペロペロ舐めたら、スーッと腹が小さくなった。それを見ていたそば清は、その草が消化剤だと思い、それを持ち帰った。そして蕎麦をどれだけ食べられるかの掛けをして、もう食えないというところでこの草を舐めた。掛けた人たちがそば清の様子を見に行くと、そこには大量の蕎麦が羽織を着ていたというお話です。
 その草は消化剤ではなく、人を溶かす草だったという事ですね。
 同系の落語に『蛇含草(うわばみそう)』というのもあります。こちらは餅の話になっていますが。
 長々と「そば清」の話をしましたが、それと道光庵とがなぜつながるのか。川柳にこんなのがあるのです。
 『道光庵 草をなめたい 顔ばかり』
 「草をなめたい」は「そば清」から取っています。
 道光庵の評判が知れる川柳ですね。
 「そば清」はこちらを参考 http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6684/sobasei.html

    <参考図書 『蕎麦年代記』 新島繁著 柴田書店>
    <参考図書 『改定新版 蕎麦辞典』 植原路郎著 中村綾子改定編集 東京堂出版>